「魔法のメガネ」講師紹介

子どもの頃のエピソードを聞かせて?

小学3年生の頃に家庭の事情で、大阪府内のとても治安の悪い場所に引越しました。学校では授業がまともに進まない、どこかしらで喧嘩がおこる、窓ガラスは割れている、そんなことが当たり前の日常でした。不良がかっこいいという風潮の中、私もそちら側に流されてもおかしくなかったのですが、なぜか誠実に生きたほうが良いと確信していました。大変な状況下でも私を認める声かけをしてくれた家族や先生方のおかげだと思います。

一番苦しかった時期は、どこかで聞いた笑顔は幸せを呼ぶという言葉を信じて、それを手の甲に書き、すがる思いでその時期を乗り越えようとしていました。

高校生になる頃に荒れた校区を離れることができました。その時初めて、世の中はこれほどまでに平和だったのか!とほっとした記憶があります。

子今までの仕事は?

子どもの地頭を育てるための講座をお母さん方向けに提供していました。おかげさまで今秋終了した本講座は、3年半で約160名ものお母さん達にご受講いただきました。

なぜその仕事を選んだ?

前職の幼児教室の先生時代の経験がこの仕事を選択した原点です。

みなさん最初は我が子を幸せにしたいという想いで幼児教室に通い始めます。

最初はとても楽しく通っていた幼児教室。

でも次第に・・・我が子を愛するがあまり、

ついつい「できないところ」に目がいってしまい、

我が子に過度な期待とアドバイスをしてしまい、ボタンの掛け違いが生じる場面を見てきました。

そのことに気づいた私は、週に1回子どもたちに指導するよりも365日お子さんに関わるお母さんに接し方や声掛けをお伝えすることの方が、親子にとってより効果がある

そして、子どもをプラスの視点で見守る大切さをお母さんたちにお伝えしたいと思い、この活動を始めるに至りました。

今後の展望は?

子どもをプラスの視点で見守るには、まずはお母さん自身の心が満たされている必要があります。

そこで、お母さん達が自分で自分のご機嫌が取れるようになる「魔法の3つのメガネ」プロジェクトなるものを開発中です。

いくら地頭を育てる声掛けや子どもの才能を伸ばす関わり方をお伝えしてスキルを身につけたとしても、子どもがママの話を聞こうと思えるような信頼関係が築けていなければ、そのスキルは有効に働きません。信頼関係を強固なものにするには、実は、お母さんの心を整えることが最重要です。穏やかな心を取り戻すと、子どものよいところが見え、余裕を持って子育てできるようになるからです。むしろその部分さえできていたら、子どもの才能は大人が無理に伸ばそうとしなくても、自ら伸びていくと思っています。

約3年半今の講座をやってきて見えてきたこと、私が大切にしていることを集約したプロジェクトになる予定です。

仕事でやりがいを感じるのはどのようなとき?

お母さん達の表情が変わったときです。受講生の多くは最初は不安です。中には子育てに行き詰まって苦しまれている方もいます。最初はこわばった顔をしているお母さんたちが、ある日を境にパッと顔が明るくなる瞬間を見るのが大好きです。

まずはお母さん自身が変わります。そして次にお子さんの様子が変わります。

「ひとちゃんのお陰で子育てが楽しくなりました。人生が変わりました。」と言われることが何より嬉しいです。

仕事とは?

人様の人生がより良くなるためのお手伝いをすることだと思っています。

人それぞれ、どうありたいか?も今の課題点も違います。

だからこそ、一人一人と向き合って、相手に矢印を向けて今の私にできるサポートは何だろうと模索しながら、相手にピッタリのサービスを提供する。

すると、関わった人の人生が好転する。

その姿に私も感化されてまた頑張ろうと思える。

その繰り返しでお互いにwinwinの関係で成長し合える。

感謝の循環の中で仕事ができれば嬉しいと感じています。

特に辛いことがあったときに寄り添ってくれる人がいれば頑張れます。自身の過去の体験で寄り添ってくれる人の大切さを知っているからこそ、私はそういう存在になりたいです。

オフの日は何している?

家族と旅行や色々な場所に出かけることが好きです。

ついつい仕事が大好きで熱中しがちなのですが、期間限定の子育て。家族との時間を最も大切にしていきたいと思っています。

子ども達は、魚が大好きで、全国の水族館や川、海に出かけては観察して楽しんでします。

実は、昔、私は魚が苦手で…笑

見るのも触るのも嫌いだったのですが、今では子どものお陰で随分と克服してきました。

もし10億円が降ってきたらどうする?

まずは自分の夢なのですが、家族全員で世界旅行に行きたいです。まだ知らない世界を見て、感じて、感動を共有することがしたい。むしろ、それが達成されば、私は物欲があんまりないので…他に欲しい物がないんです。

残りのお金は全て、いま構想中プロジェクトの活動費に使います。ありがたいことに卒業生の皆さんが、ひとちゃんと一緒にこのプロジェクトを広げたいと手を挙げてくださっています。その気持ちが大変嬉しいのですが、単なるボランティアになってほしくないとも思っています。

この活動を一生継続するためにも、正当な対価をお支払いし、お金と感謝を循環させたいと思っています。

10億円が降ってこなくても成立するよう、仕組みを構築中ですが、大きな原資があればより大きなチャレンジができると思っています。

Hitomi Morooka

諸岡仁美(もろおかひとみ)

 

大阪在住。3児の母(中1・小4男・小1男)

大学卒業後、金融機関の営業職に勤務も出産を機に幼児教室の先生へ転職

その後、独立して個人事業主となる

ママ向けのコーチングのオンラインサロン運営や子育て講座を主催し

子育てのお悩みを解決するためのサポートをしている

今までに受講生が実践した事例は1万件を超える

年間100回以上のオンライン講座開催し

お母さんの心が満たされる社会の創造を目指し活動中